一般質問の裏側 想い・考え方・反省点は? 9月議会

あわら市の空き家対策について

あわら市の空き家対策について

私は今回、あわら市の空き家対策について一般質問を行いました。現在の予測では、2040年には日本の一軒家の4軒に1軒が空き家になるとされています。この状況を踏まえ、あわら市でも空き家対策を進めており、一定の成果を上げていますが、行政だけで対応するには限界があることも事実です。そこで、今後は民間の力を活用することが、問題解決への鍵となると考えています。

空き家対策で最も重要なのは、空き家を新たに生まないことですが、人口減少が進む現状でそれを実現するのは非常に困難です。また、苦情が寄せられることが多いのは、空き家の周りに草が伸びたり、台風の被害が予想されたりして問題が顕在化したタイミングですが、実際にはその時点で対応するには遅すぎる場合もあります。

そこで私は、市民の皆さまの協力をいただきながら、空き家問題の解決に向けて、民間と行政が連携して取り組む仕組みを提案しました。特に市外の多くの方に向けて魅力的な移住の候補地としてあわら市を訴求し、同時に空き家問題の解決に繋げていきたいと考えています。移住者の方に空き家を活用いただくことで、空き家問題を解決しつつ、地域振興の起爆剤にすることが可能です。そのため今後は移住を検討している方に向けて、空き家の場所や土地の特徴などの情報、地域の情報を広く発信していくことが重要になります。既に、ご賛同いただいている力強い仲間と共に第一歩を踏み出しています。

あわら市がこれからも素晴らしい地域として発展し続けることを願い、今後も最大限の努力をしてまいります。

あわら市の後援事業について

現在、あわら市では毎年20件以上の事業を市として後援しています。事業の後援には申請が必要ですが、申請方法が統一されておらず、申請の仕方を知らない方も多いのが現実です。

申請されたすべての事業を後援できるわけではありませんが、多くの方が後援の申請を行うことで、行政側も地域で起こっている活動の状況を把握することができるようになるメリットがあります。また、事業後援によって行政が情報を発信することで、新聞やテレビなどのメディアに取り上げられる機会も増え、さらに地域の賑わいを生み出す可能性が広がります。

このような相乗効果を期待し、私は後援申請書のテンプレート化を提案しました。申請の手続きを簡便化し、より多くの方に地域にとって有益な事業や活動を展開していただくことを目指しています。もちろん、後援には一定の基準がありますが、市内でイベントや活動を行う際には、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

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