「下支えする」という使命 〜福祉・子育て支援・教育の現場から〜
「福祉」「子育て支援」「教育」。
これらに共通して大切なのは、“制度の下支え”です。
華やかではないかもしれない。けれど、誰かの暮らしを本当に良くするためには、見えないところを支える力が必要です。
私は、まちづくりの原点とは、この“下支え”にあると信じています。
暮らしの悩みは、時代とともに変わっていく
私は今、子育て世代のひとりとして日々を送っています。
でも、子育てと言っても――新生児を育てている方、小学生の子を持つ親、中高生・大学生の進路に悩む家庭、どの立場でも悩みは違います。
そしてもっと言えば、10年前の悩みと今の悩みは全く違う。
私たちが子どもだったころの教育は「詰め込み型」。
今は「課題解決型」「EQ(心の知能指数)」といった、まったく新しい形に変わっています。
つい先日、中学3年生の授業で議会について話す機会がありました。
その真っ直ぐな眼差し、柔軟な思考に、私は驚き、そして未来の希望を感じました。
でも同時に、私たちの常識だけで語っていては、今の子どもたちの本当の悩みは理解できない。
そう強く思わされました。
不登校、介護、そして孤独――今の声を聞く
今の不登校の理由は、いじめだけではありません。
教育の形が変わり、「自分で考えて動いて」と求められたときに、動けずに苦しむ子もいます。
私たちの世代の“普通”が、今の子どもには重荷になることもある。
介護もそうです。
私の母も、76歳。後期高齢者の世代に入っています。
幸運なことに、まだ介護の現場を経験したことはありません。
だからこそ、介護に向き合っているご家族の声を聞かなければ、本当の支援はできません。
下支えのためには、「知ること」「聞くこと」「動くこと」
人の悩みは十人十色。
だからこそ、今この瞬間を生きている方々の声を、私は大切にしています。
一人ひとりの悩み、不安、つまずきを、直接伺って、そこから制度や仕組みを整える。
下支えには、まず“知ること”が必要なのです。
私たちが安心して子どもを小学校に送り出せるのも、通学路に見守りがあるのも、制度と地域の“下支え”があるからです。
支えがあるからこそ、私たちは日々を当たり前のように過ごすことができています。
支える力には、土台がいる
下支えには、当然「財源」も必要です。
あわら市の税収の約6割を支えているのは、地元の企業の皆さま。
これが、人口減少という全国的な課題においても、あわら市が比較的“強い”構造を持っている理由でもあります。
実際、福祉に使われている予算(民生費)は歳出全体の約30%。
市の最も大きな支出項目であり、ここを守るには企業の力、地域の活力が欠かせません。
誰もやらないなら、私がやる
私は今、49歳。
今この街を支えている方々がそうであったように、
20年後、30年後に「青柳が頑張ったから、今がある」と言われるような存在になりたい。
苦労はあります。けれど、それを超えてでも、まちを下支えすることが、私の使命だと信じています。
最後に――あなたの一票が、このまちの未来を変えます
福祉も、子育ても、教育も、介護も。
今を生きる皆さんの声から、制度は生まれます。
そしてその制度を、本気で“下支え”しようとする人間が必要です。
私は、そのひとりでありたい。
そしてその役割を、皆さんと一緒に担っていきたい。
どうか、あなたの声を私に託してください。
その一票が、このまちの未来を支える力になります。