太宰府市視察レポート:観光と地域活性化の取り組み

福岡県太宰府市に視察に行ってきました。太宰府天満宮をはじめとする学問の神で有名な多くの文化遺産があり、ピーク時には観光客数が2000万人を超える観光都市です。また、住宅地としての機能も兼ね備えています。太宰府市では、観光客の滞在時間を増やすための様々な取り組みを行っており、これは私たちのあわら市にも当てはまることです。急速に変化する観光業界の中で、オーバーツーリズムの問題に対応することは急務です。

体験型観光の推進は、滞在時間の増加につながり、より深い文化理解を促進する一助となります。さらに、事前予約制の導入は顧客サービスの質を向上させることにも繋がります。これらの取り組みは、地元の大学と連携し、学生の新鮮な視点を取り入れながら進められています。学生からのヒントを得ることは、成人では見過ごすことが多い新しい視点を提供し、彼らが将来地域社会の一員となることを促進する素晴らしい取り組みです。しかし、これらのアイデアを形にするためには、意見を集約し実行するためのしっかりとしたシステムが必要です。人材育成の面では、地域交通を担う西鉄との人材交流制度が効果的です。これにより、民間の視点での行政の運営や、行政職員が民間企業での経験を積むことで業務の幅が広がるなど、双方にメリットがあります。

オーバーツーリズムの大きな課題は、過剰な観光客が地元住民の生活に様々な影響を与えることです。あわら市も、滞在時間の増加に向けた取り組みにおいて、これと同様の課題に直面しています。体験型観光などを通じて滞在時間を増やし、地域経済に貢献する環境を整えることが重要です。新幹線の開業による観光客数の増加に備え、質の高い顧客を確保する方法についても、今から計画を立てる必要があります。

最後に、太宰府市の議長、議会事務局、各関係課の皆さまに視察の機会を提供していただき、心から感謝申し上げます。特に梅ヶ枝餅は絶品で、帰りに購入して帰りました。

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