最悪を想定し、命を守る|嶺北消防組合消防総合訓練から学んだこと

最悪を想定し、命を守る。

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嶺北消防組合消防総合訓練から学んだこと

昨夜から降り続く雨。

警戒レベル3が発令された翌朝、震度7の地震が発生する。

これは、今回の嶺北消防組合消防総合訓練で想定された災害です。

本日、北潟湖周辺で「令和8年度 嶺北消防組合消防総合訓練」が開催されました。

今回の訓練には、消防・警察・DMAT・行政など、多くの関係機関が参加し、47台の車両、船舶1隻、総勢671名による大規模な総合訓練が行われました。

また、北潟地区・赤尾地区では地域住民による避難訓練も同時に実施され、100名を超える皆さんが参加されました。

早朝から参加された地域の皆さん、そして市民の安全を守るために訓練に取り組まれたすべての関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

複合災害を想定した総合訓練

今回の訓練は、昨夜から降り続いた雨により警戒レベル3が発令されている中、翌朝に震度7の地震が発生したという想定で行われました。

住宅の倒壊による多数の負傷者の発生に加え、河川の氾濫による浸水被害、建物火災や林野火災など、複数の災害が同時に発生する「複合災害」を想定した内容です。

そのため、消防による消火・救助活動だけでなく、水防訓練や水難救助訓練、救急救護活動など、多くの機関が連携しながら訓練が進められました。

訓練は、最悪の状況を想定して行われます。

しかし、その最悪を想定して備えることが、実際の災害で一人でも多くの命を守ることにつながります。

同じ訓練でも、見え方が変わった

以前、嶺北あわら消防署で、消火器や屋内消火栓を使った初期消火訓練を行い、実際の操作や対応について学びました。

初期消火訓練を経験したことで、一つ一つの動きに「なぜそうするのか」という意味を考えながら見るようになりました。

これまでは巡閲の後ろを歩きながら訓練を見ていましたが、今回は見え方がまったく違いました。

一つ一つの号令、隊員の動き、各機関の連携。そのすべてに意味があります。

繰り返される訓練は、決して「訓練のための訓練」ではありません。

災害が発生した時、一人でも多くの命を救うための積み重ねなのだと改めて感じました。

地域を守るのは、多くの人の力

訓練を見ていて印象的だったのは、それぞれが自分の役割を理解し、迷いなく行動していたことです。

消防職員、消防団、警察、DMAT、行政。

そして、避難訓練に参加された地域住民の皆さん。

それぞれが役割を果たし、一つの災害対応をつくり上げていく姿を目の当たりにしました。

また、救護活動を行うテントには空調設備も設けられており、近年の猛暑を踏まえた暑さ対策も進められていました。

災害対応では、救助する側の安全や体調管理も重要です。

こうした細かな改善も、現場で活動する皆さんを支える大切な備えだと感じました。

また、あわら市消防団第3分団は、福井県消防操法大会で優勝し、10月31日に開催される全国消防操法大会へ出場されます。

日頃から厳しい訓練を積み重ね、その成果を県大会優勝という形で実らせたことは、地域にとっても大きな誇りです。

全国大会でも、これまで積み重ねてきた訓練の成果を存分に発揮されることを心より応援しています。

「地域の防災は、一人では守れない。」

多くの人が、それぞれの立場で支え合うことで、地域の防災力は成り立っています。

そのことを改めて実感した一日でした。

災害の映像が重なった一日

訓練を見ながら、東日本大震災の映像を思い出しました。

厳しい環境の中でも活動を続ける自衛隊の姿。

そして、能登半島地震で全国各地から消防や警察が被災地へ向かう車列。

その力強い姿の裏には、今日のような訓練の積み重ねがあります。

今回は、熊本県で発生した地震の報道が続く中で行われた訓練でもあり、いつも以上に緊張感を感じながら見学していました。

災害は、いつ起こるか分かりません。

だからこそ、日頃から備えることの大切さを改めて考えさせられました。

最後の砦を支える皆さんへ

私たち市民にも、非常持ち出し袋を準備することや、避難場所を確認することなど、自分たちでできる備えがあります。

私たち一人ひとりが防災を自分事として考え、日頃から備えることも、地域の防災力を高める大切な一歩です。

しかし、大規模な災害が発生した時、最後の砦となるのは消防・警察・自衛隊・消防団、そして医療関係者の皆さんです。

日頃から厳しい訓練を積み重ね、市民の命と暮らしを守るために備えてくださっているすべての皆さまに、心から敬意と感謝を申し上げます。

現場で学び続ける

現場に立つことでしか見えないことがあります。

一斉放水の迫力や救助訓練の技術はもちろん印象的でした。

しかし、私が一番心に残ったのは、それぞれが自分の役割を果たし、互いを信頼しながら行動していた姿です。

災害対応は、一人の力では成り立ちません。

普段から訓練を積み重ね、多くの人が連携することで、地域の安心につながっています。

だから私は、これからも現場へ足を運び、学び、その学びを市政へつなげていきたいと思います。

最後に、このたびの熊本県で発生した地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

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