波松から始まる地域再生|自転車レースがつなぐ人とまちの未来

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自転車レースをきっかけに、波松から未来への一歩を

「この場所でやりたい」と思えたのは、人が動いていたから

先日、波松地区で開催された高校生自転車ロードレース大会。
あの大会は、単なる競技イベントではなく、地域の可能性を改めて感じるきっかけにもなりました。

私が「この場所で大会を開きたい」と思ったのは、旧波松小学校の利活用が着実に進んでいると実感したからです。
その姿に希望を感じ、「地域の空気が少しずつ動き出している」と強く思いました。

でも、それ以上に心を動かされたのは、その利活用に本気で取り組んでいる人がいて、真剣に向き合っているリーダーがいたからです。
その姿を見て、「応援したい」「何か手助けをしたい」と、自然に思えたのです。

本気の姿は、人を動かす

真剣に向き合っている人の気持ちは、私自身、よく分かります。
自分一人ではできないこともある。だけど、一生懸命取り組む姿を見ている人は、必ずいます。
そしてその姿は、言葉ではなく行動で、人の心を動かすものです。

だからこそ、私は「やりたいと思っている人」の背中を押したい。
その想いが、この大会を波松で開催する原動力になりました。

北潟湖にサイクリングロードを

北潟湖周辺の風景は、四季折々の美しさがあり、自転車で走るにはまさに理想的な環境です。
サイクリングロードを整備できれば、地域の魅力を一層引き出し、交流人口の増加にもつながります。

ただ、整備は「望んでいれば実現する」ものではありません。
やはり、こうした大会の開催や地域の声の積み重ねがあってこそ、具体的な動きが生まれていくのだと思います。

本当に難しいのは「続けること」

予算を取ることや、一度イベントを開催することは、それほど難しいことではありません。
けれど、予算がついたからといって、地域の本質が劇的に変わるわけではない。

そして、予算が切れれば継続できなくなる。 それが、このような取り組みにとって最大の敵です。

だからこそ私は思います。
どうやって“外の力”を巻き込みながら、続けられる仕組みをつくるか。
その視点が、これからの地域づくりには不可欠だと。

波松には“勝てる武器”がある

波松地区には、他にはない魅力があります。
それは、独特の地形、風の通り道、そして海の存在。
この自然条件は、自転車競技にとって最高のフィールドであり、まちの財産です。

もちろん、過疎が進んでいる現状は否定できません。
でもだからこそ――
高校生のような若い力がこの地で躍動する姿を見ていただきたい。
地域の方々に「応援したい」と思っていただきたい。

地域の活性化へ、次の一歩を

今回の大会を通して、波松地区の持つポテンシャルや、人のあたたかさを改めて感じました。
この大会を「一度きりの出来事」に終わらせるのではなく、今後のまちづくりの一歩として活かしていけるよう、引き続き多くの提案を重ねてまいります。

秋には市民も参加できる大会を予定しています

そして、この秋には、一般の方も参加できる新たな大会を計画中です。
競技人口の拡大を目指すとともに、地域の方々にも楽しんでいただけるような大会にしたいと考えています。

また、高校生の皆さんにとっても、日頃の努力を讃える“素敵なプレゼント”となるような舞台を用意したい――
そんな想いも込めています。

「当たり前ではないこと」を「当たり前」にするために

こうした取り組みは、まだ“当たり前”ではありません。
でも、だからこそ、何度も挑戦し、続けていくことで、
**「これがこのまちの当たり前だよね」**と言われる未来をつくっていきたいと思います。

地域に根ざしたチャレンジを、これからも一歩ずつ。
皆さまと共に、前を向いて歩んでいきます。

住民の皆さまへ、心からのお願いとこれからの夢

大会開催にあたり、地域の皆さまには多くのご協力とご不便をおかけすることになるかもしれません。
それでもどうか、この取り組みの意義をご理解いただき、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。

みなさんと共に盛り上がれれば――この波松で「日本ツアー」の開催だって夢ではありません。
そんな大きな夢を、一緒に観ていただけたら嬉しいです。
そのためにも、これからも精一杯、動き続けてまいります。

備考:議会で“我慢できず”話してしまった夢のひとつ

何度も北潟湖周辺に足を運ぶ中でふと思いついた「夕陽が見える図書館」のアイディア
あまりにもワクワクしてしまい、我慢できずに議会の一般質問で披露してしまいました。

そんな小さなひらめきが、地域の未来につながる種になれば――
そう願いながら、これからも挑戦を続けていきます。

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