あわら市の新しい配水場建設計画について
あわら市で最も古い配水場の新築移転工事計画が現在進行中です。この配水場は、1953年に整備され、多くの改修工事を経て71年間市民に水を供給してきました。特に旧金津市街地への自然落下による水供給が特徴であり、その歴史は市民生活に深く根付いています。しかし、時代の変化と共に新しい設備の必要性が高まり、さらに災害の激甚化対策も考慮され、新しい配水場の建設が計画されました。
稲荷山ポンプ場の歴史と役割
稲荷山ポンプ場は、旧金津市街地に自然落下にて水を送り続けた重要な施設です。この配水場は、老朽化が進む中でも多くの改修を重ね、その役割を果たしてきました。しかし、技術の進歩と共に新しい設備が求められるようになり、さらに近年の災害の激甚化に対応するため、新築移転の計画が立ち上がりました。
視察の概要と新しい配水場の建設地
今回、令和11年完成予定の新しい配水場の建設予定地を視察し、様々な説明を受けました。文化財の調査などがあるため、完成が遅くなることが見込まれていますが、新しい配水場の建設は、市民の生活の質を向上させるための重要な一歩であり、今後のあわら市の発展に大きく寄与することが期待されています。また、災害時にも強靭なインフラを整備することで、地域の安全を確保する狙いがあります。
黒谷川治水対策と地域協力
さらに、黒谷川治水対策についても状況を確認しました。黒谷川は、山十楽、清王、日の出の水が集まり、高塚に流れ込む構図になっています。近年の集中豪雨により、黒谷川の下流域では度重なる冠水が発生しています。このため、導水工や分水工が整備されていますが、これだけでは不十分なため、新たに田んぼダムや畑での調整を行う取り組みが地元の皆さんと協議され、協力のもと進められています。
水道と雨水の重要性
水道と雨水はどちらも市民の命に直結する重要な問題です。この計画の進行状況をしっかりと調査し、あわら市をさらに安全で快適な場所にする取り組みを進めてまいります。市民の皆様のご理解とご協力を賜りながら、地域の発展に寄与していきたいと考えています。
これからも、あわら市の未来を見据えた取り組みを続けていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。