森市長後援会事務所開き|170人が集まったその日の空気と現場記録

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森市長後援会事務所開き ― その日の空気

会場に足を踏み入れた瞬間、空気がすっと引き締まるのを感じました。
この日は170人を超える方々が集まり、人数以上の重みが、その場を包んでいました。
声を張り上げるような熱気ではありません。
けれど、ひとり一人の覚悟が重なり合い、空間そのものが強い力を持っている。
思わず背筋が伸びるような、そんな空気感でした。

正直に言えば、圧倒される気持ちもありました。
その感覚は、私自身もこれまで何度か経験してきたからこそ、よく分かります。

この日行われたのは、森市長後援会の事務所開き。
神前での神事から始まり、来賓の祝辞、そして最後の「がんばろう三唱」まで、
ひとつひとつの場面に、これからの一か月を見据えた意味が込められているように感じました。

神事――場が整っていく時間

神事が始まると、会場の空気は一段と澄んでいきました。
玉串奉奠の所作、その一つひとつに、これからを託す思いと、無事を願う気持ちが重なっていきます。

選挙というと、どうしても結果や勝ち負けに目が向きがちです。
ですが、この時間に感じたのは、「まずは揺るがず務める」という覚悟でした。
多くを語らずとも、場の空気そのものが、それを伝えていたように思います。

来賓祝辞ににじむ評価と期待

続く来賓の祝辞では、森市長のこれまでの市政運営について、さまざまな立場から言葉が添えられていました。

市議会の立場からは、幅広い市政課題に向き合ってきた姿勢や、議会との関係について。
県議からは、経営感覚を意識した市政運営や、財政を見据えた判断について。
国会議員の方々からは、新幹線開業後を見据えた国との連携、観光やインフラ整備への期待が語られました。

印象的だったのは、どの祝辞にも
「ここからが本番だ」
という共通した認識があったことです。

評価と同時に、次の4年に向けた課題や宿題も、自然と浮かび上がっていました。

森市長の挨拶――「道半ば」という言葉

森市長の挨拶の中で、私の心に強く残ったのは
「まだ道半ばです」
という一言でした。

4年間の取り組みに触れながらも、
人口減少、賑わいづくり、教育や福祉、インフラ整備など、課題はなお多い。
だからこそ、もう一度挑戦したい――。

完成を誇るのではなく、途中経過として語る。
その姿勢に、現職としての覚悟と率直さを感じました。

がんばろう三唱――歩幅がそろう瞬間

最後の「がんばろう三唱」。
肩幅に足を開き、拳を上げ、声をそろえる。

その瞬間、会場にいた人たちの歩幅が、
同じ方向にそろったように感じました。

ここから始まる一か月を、ともに進んでいく。
そんな合図のような時間でした。

私がこの場で感じたこと

事務所開きは、単なる節目の行事ではありません。
そこには、人の温度、覚悟、そして期待が、そのまま表れます。

私が森市長を応援する気持ちは、今回に始まったものではありません。
初めて現職を破って市政に挑まれた、その時からです。

当時から感じていたのは、
立場や肩書きではなく、人として信頼できるかどうか。
その一点でした。

一緒に同じ景色を見て、同じ方向を向いてきた時間があり、
気がつけば、どこか「ファミリー」のような感覚も生まれていました。

前に立って引っ張るだけではなく、
背中で示し、時に厳しく、時に受け止める。
そんな存在として、私は森市長を見てきました。

ただ、私の立場は市議会議員です。
本来であれば、距離を保つべきだという見方があることも承知しています。

それでも私が応援するという選択をしているのは、
適切な距離を保ってきたからこそ築けた信頼があるからです。

うなずき合うこともあれば、
意見が食い違い、率直に言葉を交わしたこともありました。
それでも関係が崩れなかったのは、
互いに「市のために何が必要か」という軸が、ぶれていなかったからだと思います。

言いたいことを言い合える関係。
それは甘さではなく、覚悟があるからこそ成り立つものです。

この日、170人以上の思いが一つの場に集まったことで生まれた空気は、
簡単に言葉にできるものではありません。
けれど、人が本気で集まったときに生まれる重さと、
そこに立つ側が背負う責任の大きさは、
自分自身の経験とも重なり、強く胸に残りました。

派手さよりも誠実さ。
勢いよりも積み重ね。
そして、「つながるあわら」を、もう一段先へ進めようとする静かな意志。

ここからの一か月で、何が語られ、どう伝わっていくのか。
市議会議員として、そして一人の市民として、
引き続き自分の目で見て、感じていきたいと思います。

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