先日、私は福岡市の商店街活性化事業の視察に行ってきました。福岡市内には、法人格を持つ商工会など136の団体が存在しているそうです。私の地元、あわら市は商店街の団体が1つしかない小さな町ですが、財政規模や人口の違いはあれど、私たちも同様の課題に直面していることを実感しました。
福岡市は「日本一のスタートアップの街」として知られています。その特徴の一つが、空き店舗が少なく、店舗の新陳代謝が非常に活発であることです。しかし、このような状況を維持するためには、多くの工夫が必要です。
特に注目すべきは、人材育成への取り組みです。若手人材の育成に特に力を入れており、「Nextチャレンジャー」や「テナントミックスサポート」などのプログラムを通じて、単にお店を育てるだけでなく、商店街全体としての成長を目指しています。多くの商店街では、個々の店舗だけでは難しいことも、団体としての協力により実現可能になっています。例えば、商品券の発行や、より多くの見込み客を獲得するための補助金支援などがあります。補助金の審査では、積極的に取り組む団体に対して支援が行われる方針が印象的でした。
福岡市では、単に生き残るだけでなく、積極的な新陳代謝を促進することが、市民にとってもメリットがあるという考え方があります。この考え方には、大いに共感を覚えます。現代では、補助金の申請書類作成が容易になっていますが、それに伴って計画の内容がより重要視されています。
福岡市の取り組みを通じて、現状の理解と課題の深化、進むべき道の明確化が図られました。
最後に、議会事務局の皆様、所管課の皆様には大変お世話になりました。特に、何度もの問い合わせに快く対応してくださった事務局の皆様には心から感謝しています。本当にありがとうございました。
