芦原温泉旅館協同組合年賀会に出席|新幹線開業2年目の課題と観光戦略

芦原温泉旅館協同組合年賀会に出席させていただきました

新年の幕開けとともに、芦原温泉旅館協同組合の年賀会に出席させていただきました。年賀会に先立ち、旅館組合の1年間の取り組みが発表され、その内容は非常に意義深いものでした。

特に注目すべきは、北陸新幹線の開業に向けた取り組みです。関東方面からの宿泊客が増加していることが報告され、これまでのPR戦略が着実に成果を上げていることが明らかになりました。また、観光客誘致のために様々な広報活動が展開されており、今後のさらなる発展が期待されます。

さらに、青年部によるデータサイエンスを活用した取り組みも紹介されました。中でも、旅館業の持続可能性を高めるために、従業員の満足度向上を目指した施策が注目されました。従業員が働きやすい環境を整えることで、質の高いサービスが提供され、結果として宿泊客の満足度向上にもつながるという視点は非常に興味深いものです。

また、芦原温泉のブランド価値を高めるための広報活動の充実についても議論され、今後、「選ばれる温泉地」としての地位をさらに向上させていくべき方向性が示されました。

新幹線開業2年目の課題と展望

新幹線開業から2年目を迎えるにあたり、非常に厳しい状況が予想されるという指摘もありました。
特にポイントとなるのは、関東からのお客様をいかに維持するか、そして新幹線開業後に減少した関西からのお客様をどのように回復させるかです。この現象は、かつて金沢が新幹線開業を迎えた際にも報告されており、観光客の流れが一時的に関東にシフトする傾向があることが分かっています。

そのため、今後は関西圏からの集客戦略を見直し、関西の人々に「再び訪れたくなる魅力」をどう伝えるかが鍵となります。関東と関西、それぞれに合ったアプローチを確立し、バランスの取れた誘客を実現することが求められています。

また、来年に向けて新しい旅館が増える見通しであり、芦原温泉の宿泊施設はさらに充実していくことが期待されます。これにより、競争環境も変化していくため、各旅館が独自の魅力を打ち出しながら、芦原温泉全体のブランド力を向上させることが求められるでしょう。

リボンプロジェクトと若者と女将たちの奮闘

年賀会では、リボンプロジェクトの取り組みも紹介されました。このプロジェクトを通じて、若者が女将が本当に頑張っているということを改めて実感しました。その言葉が私の心に染み渡り、心の底から応援したいし、私にできることがあれば、できる限りを尽くしお手伝いしたいと心の底から思いました。

また、あわら市を宣伝し続けていること、それは本当に苦しいことです。何をPRしていいのか、自問自答の毎日を共に過ごしている仲間がいること、その苦悩を共有しながらも、支え合う旦那衆がいることに力強さと共感を得ることができました。彼らの存在があるからこそ、芦原温泉は前に進み続けられるのだと感じます。

本当に素晴らしいプロジェクトです。心から応援したいし、立場は違っても共に歩んでいきたいと思います

芦原温泉の旅館は、あわら市の観光産業において認知・興味・比較・検討・行動という流れの中で、まさに「行動」へとつながる最終地点に位置しています。しかし、旅館だけではなく、我々もまた、あわら市の観光全体をどのように認知させ、どのように興味を引くかを考え、実践していくことが重要です。それによって、さらなる宿泊需要の創出につなげることができるはずです。

本年も、芦原温泉のさらなる発展を願い、目標達成に向けての皆様のご尽力を心より応援いたします。

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