行政視察報告

珠洲市

観光行政を中心に、道の駅や体験型ツアーについてお話を伺いました。

道の駅「すずなり」は小規模な施設ではありますが、客単価1,700円以上という全国の道の駅でもトップレベルの売上を誇ります。発見や再確認できる部分も多く、この学びを吉崎に誕生する新しい道の駅に効果的に活かしていきます。

また、珠洲市には奥能登地域全体で取り組んでいる施策が多く、DMOや2次交通など広域連携に優れた部分があります。引退後の競走馬に第二の人生を与えるレスポンシブル・ツーリズムなど、アイディアと人材を活かした観光誘致を行っていました。

魚津市

魚津は、地形的にも大規模な工場誘致を行うことができません。そこで、将来性のある産業としてデジタル産業を見据え、ゲームを中心としたまちづくりを行っています。このまちづくりの手法は、クリエイティブエコノミー(ゲーム・音楽・動画などの、実体を持たない「作品」によって作られる経済活動)の考え方をもとにしています。

その中で、廃校をオフィスとして利活用するなどの資源の再活用によって、ワーケーションや移住定住に結びつく取り組みがなされていました。

2つのアプローチ  福祉施設視察

高い満足度を獲得しながらそれぞれアプローチの方法が異なる、2つの福祉施設の視察を行いました。

一方の施設では、複数の最先端技術を導入して介護職員の負担軽減を図っており、職員の方が「ここで働いたら他では働けない」とおっしゃっていたことが印象的でした。

それに対しもう一方の施設では、コミュニケーションを重視していて人の温かさが感じられました。その姿勢を学ぶために全国から毎日研修の方がいらっしゃっており、「オムツは必ず取れる」という言葉と確かな実績には非常に感心させられました。

これらの事例を参考に、あわら市を住民にとってより住みやすいまちにしていくために、何を選択し、どう行動するのかを考えたいと思います。

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