選挙を終えて感じたこと
市長選挙、そして衆議院議員選挙を終え、あらためて、このまちで暮らす多くの方が、それぞれの思いを胸に投票所へ足を運ばれたことに、深い感謝の気持ちを抱いています。
選挙期間中、さまざまな場所で交わした会話や、何気ない一言の中から感じたのは、「誰が正しいか」を競うよりも、あわら市に暮らす私たちの生活が、これからどうあってほしいのかを、静かに、しかし真剣に考えている方が本当に多いということでした。
制度や数字、分かりやすい成果だけではなく、人として信頼できるか、困ったときにきちんと向き合ってくれるか。そうした“人柄”を重ね合わせながら判断されている声にも、何度も触れました。
市政は、制度や仕組みだけで動くものではありません。最終的には、人と人との関係性の上に成り立つものだと、私は考えています。だからこそ、住民の利益を最優先にしながらも、どんな姿勢で向き合うのか、その過程を大切にしていきたいと思っています。
これからも、すぐに答えを出すのではなく、立ち止まりながら、皆さんの声に学び、現場に即した提案を積み重ねていきたいと思います。
それぞれの選挙で、応援する立場として現場に立ちました。それは、住民の利益につながると信じ、覚悟を決めて選んだ行動でもあります。だからこそ、異なる意見や声にも、きちんと向き合っていきたいと感じています。


出会いの中で学んだこと
選挙の中で、これまで接点のなかった多くの方とも出会いました。厳しい意見も、励ましの言葉も、どちらも私にとっては大切な学びです。
そして、真剣に一つの目標に向き合う中で、新たな仲間も増えました。同じ思いでまちの未来を考え、時には地域を越えて、日本全体の行く先を案じながら語り合う時間もありました。真剣だからこそ分かり合えること、立場を越えて共感できる瞬間があることを、強く感じています。
立場や考え方が違っても、同じ社会の一員であることに変わりはありません。分かり合おうとする姿勢そのものが、まちにとっても、日本にとっても大切なのではないかと思います。そうした出会いの一つひとつが、これからの議員活動にとって、かけがえのない財産になると感じています。

これからの市議会議員に求められるもの
こうした想いを胸に、これからの市政の現実にも向き合っていかなければならないと感じています。
これからの市議会議員の役割は、これまでと同じやり方だけでは立ち行かなくなってきているのではないかと、正直に感じています。人口減少という流れは、避けて通れない現実です。
その中で、少しでもまちとしての活力を保ち、前に進んでいくためには、限られた財源をどう使うのか、何を優先するのかという判断が、これまで以上に問われていくと思います。時には、取捨選択を迫られる場面もありますし、将来につながる分野へ予算を集中して投下する必要が出てくることもあるでしょう。
そのためには、国や県の制度をどう活用するか、いわば「お金をどう引っ張ってくるか」という視点も、欠かせなくなってきています。
一方で、私は、議員が評論に終始してしまってはいけないとも感じています。課題を指摘するだけ、理想を語るだけでは、まちは前に進みません。限られた条件の中で、どう形にしていくのか。その責任を引き受けることこそが、議員の役割だと思っています。
制度や予算は待ってくれません。チャンスは突然訪れ、判断を先送りすれば取りこぼしてしまうこともあります。そうした場面で、現場を理解し、状況を見極めながら迅速に行動できるかどうか。それもまた、これからの私たち議員に求められる力だと感じています。
もちろん、スピードだけが大切なのではありません。住民の声に耳を傾け、納得感を大切にしながら、それでも決断すべきときには覚悟をもって踏み出す。そんな姿勢が、これからの市政には必要なのではないでしょうか。
