あわら市郷土歴史資料館で現在、非常に特別な展示が開催されております。国の重要文化財にも指定されている「けつ状耳飾り」が、限定期間で公開されています。この貴重な展示を見逃すわけにはいきません。
けつ状耳飾りは、芦原温泉駅の東側にある桑野遺跡から発掘された、約7000年前の重要な遺物です。これは単なる装飾品ではなく、当時の人々の技術や美意識を今に伝える歴史の証と言えます。また、全国的にも珍しい出土点数が80点を超えるなど、その使用されていた鉱物は日本では確認されていない種類で、中国や朝鮮半島からの影響を受けている可能性があることから、多くの学者や歴史愛好家から大変な注目を集めています。
この重要文化財は、公開日数が年間にわずか60日間と非常に限られております。この貴重な機会に、日本古来の宝を間近に見るチャンスをどうぞお見逃しなく。
展示されているすべての出土品を通して、あわら市の歴史的な背景や文化の深さを感じていただけることでしょう。昔から続くお洒落や遊び心が、現代のあわら市、そして旧金津町を形作り、これからも豊かな文化を築いていくことを確信しております。
ぜひ、この歴史的な発見をお子様にも伝え、次世代への大切なバトンとしてお渡しいただければ幸いです。家族連れの方々も、歴史を愛するすべての方々も、この見逃せない展示をぜひご覧ください。私も訪れて感動したけつ状耳飾りを、皆様にもぜひご覧いただきたいと思います。
展示期間:令和6年3月9日から5月6日まで
場所:あわら市郷土歴史資料館 福井県あわら市春宮二丁目14番1号(金津本陣IKOSSA2階)
時間:9:30〜18:00(毎週月曜定休・第四木曜日定休)
入場料:300円