あわら市の未来を支える企業誘致――戻りたいと思ったときに、戻れるまちであるために
「戻りたい」と思ったときに、いつでも戻れるまちでありたい
あわら市は、製造業を中心に多くの企業が地域を支える“企業のまち”です。
雇用を生み、税収を支え、暮らしを形づくってきたその存在は、まちの強みであり、地域の誇りでもあります。
けれど今、若い世代からこうした声を聞くことがあります。
「帰りたい。でも、仕事がなければ戻ってこれない」
私は、「戻りたい」と思ったときに、いつでも戻れるまちでありたい。
そのためには、働く場の選択肢――つまり“職場の豊かさ”が必要です。
今ある企業の成長を後押しし、新たな企業を呼び込み、
未来のあわら市に、もっと多くの“働く場所”を届けたいと考えています。
税収の6割を支える企業、そしてその構造的リスク
現在、あわら市の税収のおよそ6割は法人関係の税収によって支えられています。
このことは、先人たちが築いてきた産業の力の証であり、私たちのまちにとって非常に重要な柱です。
一方で、企業活動が停滞すれば、市の財政も大きな影響を受けるという構造的リスクもはらんでいます。
だからこそ、企業誘致と既存企業の成長支援の両輪での施策が必要不可欠です。
私自身の取り組み――240社を超える企業との対話
私はこの2年間で、240社を超える企業に自ら足を運び、企業誘致や事業展開の可能性について交渉と対話を重ねてきました。
現場で直接お話を聞くと、企業側が抱える課題、そして地域に求めている支援の形が、より具体的に見えてきます。
こうした声を受け止め、あわら市ができる支援を形にしていくことこそ、政治の役割だと信じています。
これから取り組む具体策
あわら市の未来に向けて、私は次のような施策に力を入れていきます:
- 設備投資に対する補助制度の拡充
- 空き工場・空き事業用地の利活用推進
- 地元企業と人材のマッチング支援強化
- 販路開拓やブランディングへの行政支援
- 働きやすい職場環境づくりへの伴走支援
また、今深刻化している人手不足への対応も不可欠です。
若者や移住者が、あわらで安心して働ける仕組みを整備し、
“働きたい人が、ここで働ける”まちに育てていきます。
さらに、あわら市はEMS(エネルギーマネジメントシステム)への投資を進める中で、洋上風力発電の候補地としても注目されており、
この分野に関心を持つ企業からの引き合いも増えてきています。
再生可能エネルギーや環境関連産業といった“次世代の産業”に対する企業進出の可能性も、確実に広がっています。
人とお金がめぐる、持続可能なまちへ
企業が元気になれば、雇用が生まれ、若者が戻ってくる。
税収が安定すれば、福祉や教育、子育て支援にも余裕が生まれ、暮らしの安心につながっていきます。
人とお金がめぐり、活力が循環するまち――
私はこの循環をつくり、持続可能なあわら市の未来を築いてまいります。