地元消防団の献身的な活躍に感謝を込めて
先日、花乃杜一丁目付近で発生した火災につきまして、ご心配をおかけしました。多くの方々から温かいお声がけをいただき、心より感謝申し上げます。幸いにも、けが人が出なかったことに安堵するとともに、延焼も最小限に抑えられたことを心から良かったと感じています。
火災通報があったのは、夕方の17時45分頃。私も消防車のサイレンで異変に気付き、空高く上がる炎に恐怖を覚えました。自宅を飛び出すと、すぐに幹線道路は大渋滞し、現場へ向かう消防車と錯綜していた。道路は混乱し、消火活動のために交通が完全に滞る状況だった。Uターンを余儀なくされる車が続出するなか、野次馬として現場へ向かおうとする人々の列を見て、危機感を覚えました。
私は消防団員ではなく、専門的な訓練を受けたわけではありません。しかし、何かできることはないかと考え、現場を迂回するには最善の場所である近くの小学校の前で交通整理をすることにしました。火事が鎮火するまでの間、多くの方々が「頑張れ」と励ましてくださいましたが、一方で無理に通ろうとする車もあり、現場の混乱を助長するような行動が見受けられたことは非常に残念でした。
消防団員の献身的な戦い
後日、消防団の方々に話を伺う機会がありました。消火活動は深夜1時30分まで続き、団員たちは懸命に火と闘っていたそうです。彼らは、年間十数回にも及ぶ厳しい訓練を重ね、いつ出動がかかるか分からない状況の中で備え続けています。そして、その経験をもとに最善の策を選択し、命をかけて地域を守るために戦っているのです。
また、実際にあわら市で起きた事例ではありませんが、他の地域では、消火活動のさなかに消防団員がコンビニ等に買い出しに行くことを心ない人が通報し、それを受けて消防署側が、たとえ消火活動の最中であっても買い出しを控えるよう通達を出しているそうです。
幸い、地元消防団には飲食店を経営している方がいて、その方に協力をお願いし、消防団員が適切に食事をとれる環境を整えているとのことでした。こうした地域の支え合いが、消防団の活動を円滑にする大きな力となっています。
消防団の活動は、火を消す人、後方支援を行う人、多くの役割があってこそ成り立っています。彼らは、ひとたび火事や災害が発生すれば、不眠不休で戦いながらも、一切の不平を言うことなく、ただひたすら地域を守るために尽力しているのです。
私たちがすべきことは、彼らに批判の目を向けることではなく、「頑張れ」「気をつけて」と声を掛け、感謝の気持ちを伝えることではないでしょうか。
消防団員と消防士の皆さんへ、最大の敬意を
今回の火災を通じて、改めて地元消防団と消防士の皆さんの存在の大きさを実感しました。彼らの尽力があったからこそ、被害を最小限に抑えることができたのです。
心からの感謝を込めて—
本来、火災や災害は起こらないことが一番です。しかし、万が一の時に備え、私たちもできる行動を心掛けることが大切です。
地元消防団と消防士の皆さん、本当にありがとうございました。そして、これからも地域を支える活動をどうかよろしくお願いいたします。