金津祭り本陣飾り物コンクールで「福井県商工会連合会会長賞」をいただきました
400年以上の歴史があるとされる金津祭り。
今年の本陣飾り物コンクールで、下八日区の作品が6位となり、「福井県商工会連合会会長賞」をいただきました。
このような賞をいただくことができたのも、一緒に取り組んでくださった地域の皆さんのおかげです。心から感謝しています。
本陣飾りの原点とは
本陣飾りは、参勤交代で訪れた大名をもてなすため、各家庭にある日用品を持ち寄って飾ったことが始まりと伝えられています。
豪華な材料を使うことよりも、「身近なものを工夫して使う」という知恵や、おもてなしの心こそが、本来の姿ではないかと私は考えています。
水道ホースで馬をつくるという挑戦
今回、下八日区では、どこの家庭にもある「水道ホース」を使い、一頭の馬を制作しました。
近年の本陣飾り物コンテストでは、見応えのある素晴らしい作品が数多く並び、私自身も毎年感心しています。
その一方で、「本陣飾り本来の姿とは何だろう」と考えることもありました。
豪華さを競うことも魅力の一つですが、それだけを追い求めると、材料費や制作の負担が大きくなり、背伸びをしなければ続けられないものになってしまうかもしれません。
伝統は、一度だけ素晴らしい作品を作ることよりも、何十年、何百年と続いていくことの方が大切です。
そこで今回は、使用した材料を再利用できることを前提に制作しました。
背伸びをしなくても続けられること。
地域の皆さんが無理なく参加できること。
それも、伝統を未来へつないでいくためには大切なことではないかと思ったからです。
変わらず守りたかったもの
もちろん、制作の過程では、下八日区の皆さんがアイデアを出し合い、笑い合いながら、一つの作品を作り上げる時間を何より大切にしました。
地域の親睦を深めながら作品を作ることは、本陣飾りが昔から受け継いできた大切な文化でもあります。
先人たちが築いてくださった知恵と想いに学びながら、私たちなりの形で受け継ぎたい。そんな思いで制作に取り組みました。
願いを込めた「左馬」
皆さんと話し合う中で生まれた答えが、「左馬(ひだりうま)」でした。
左馬は古くから縁起物として親しまれています。
「馬」の字を左右反転させることで「うま」が「まう」と読めることから、「福が舞い込む」「幸せが舞い込む」という願いが込められています。また、馬は左側から乗ることから、安全や成功を願う縁起物とも言われています。
今回の作品には、
- この伝統ある金津祭りが末永く続くこと
- この作品をご覧になったすべての方に、幸せが舞い込みますように
そんな願いを込めました。
見た目だけでは伝わらないかもしれませんが、多くの人の想いが詰まった作品になったと思っています。
金津祭りが未来へ続くために
金津祭りでは、本陣飾りだけでなく、中日に行われる3基の山車巡行も見どころの一つです。
あわら市の貴重な文化財でもある金津祭りが、これからも末永く受け継がれ、多くの人に親しまれる祭りであり続けることを願っています。
来年への挑戦は、もう始まっています
そして、来年は下八日区が山車巡行の当番区となります。
下八日区は決して大きな区ではありません。昔も今も、人が多い地域ではありませんでした。
それでも、先人たちは知恵を出し合い、助け合い、この祭りを受け継いできました。
人の数ではなく、「やってみよう」という気持ちと、一人ひとりのアイデアがあれば、きっと乗り越えられる。
私はそう信じています。
何より、下八日区には、そんな想いを共有できる、本当に心強く、誇りに思える仲間がいます。
来年への挑戦は、もう始まっています。
多くの皆さんのお力をお借りしながら、この伝統ある金津祭りを次の世代へつないでいきたいと思います。
ボランティアとして参加してくださる方、一緒に準備を楽しんでくださる方、さまざまな形で力を貸してくださる方を募集しています。
祭りは、見るだけでも楽しいものですが、参加すると、その楽しさや人とのつながりを、もっと深く感じられるものです。
来年、皆さんとともに、この伝統ある金津祭りを未来へつないでいけることを、心から楽しみにしています。





