現場で聞いた「お金の流れ」の変化
先日、交通事業者の皆さまと意見交換をさせていただきました。
交通政策についてのお話はもちろんですが、現場だからこそ聞ける興味深い話がありました。

新幹線開業をきっかけに変わった決済方法
事業者の方のお話では、北陸新幹線福井・敦賀開業をきっかけに、利用者の決済方法が大きく変わったそうです。
現在では、現金よりも電子決済による売上の方が多くなっているとのことでした。
観光客や県外から訪れる方が増えたことで、キャッシュレス決済がより身近なものになり、その変化を日々実感されているそうです。
私の店でも同じ変化が起きている
実は、私の店でも同じような変化が起きています。
こちらは新幹線開業ではなく、コロナ禍以降です。
感染対策をきっかけにキャッシュレス決済が普及し、現在では売上の約6割が電子決済になっています。
数年前には想像できなかった変化ですが、今では当たり前の光景になりました。
経営者として感じること
経営者としては、少し複雑な気持ちもあります。
売上は同じでも、現金が手元にあるのと、電子決済で後日入金されるのとでは、どこか感覚が違います。
もちろん、銀行口座に入金されれば結果は同じです。
それでも、「今日はこれだけ売れた」という実感は、現金の方が感じやすいのも事実です。
これは数字では表せない、経営者ならではの感覚なのかもしれません。
利用者としての私は…
一方で、利用者としての私は、ほとんど現金を使いません。
理由はとてもシンプルです。
現金を持ち歩くのが面倒だからです。
財布を持たなくてもスマートフォン一つで支払いができる。
お釣りを受け取る必要もなく、会計もスムーズです。
便利なものは、自然と選ばれる。
私自身も、キャッシュレス決済に対応しているお店を利用することが多くなっています。
現場の声から学んだこと
今回の意見交換を通して改めて感じたのは、社会の変化は思っている以上に速いということです。
経営者は、常に時代の流れを見ながら、その少し先を考えて準備していかなければなりません。
これは商売だけの話ではなく、どんな仕事にも共通することだと思います。
しかし、市場の変化や利用者の行動、時代のトレンドを肌で感じながら「次はどう変わるのか」を考える感覚は、経営者ならではのものかもしれません。
電子決済が便利だから広がった。
その変化を受け入れ、準備した事業者が利用者から選ばれる。
時代の変化に合わせて柔軟に対応していくことが、これまで以上に大切な時代になっていると感じました。
私は、こうした社会の変化を机の上の資料だけで知るのではなく、実際に現場へ足を運び、事業者の皆さまから直接お話を伺うことを大切にしています。
現場には、統計や数字だけでは見えてこない変化があります。
その小さな変化の積み重ねが、これからの地域づくりや市政を考える上での大切なヒントになる。
今回の意見交換を通して、改めてそう感じました。
これからも、現場で学び、市民や事業者の皆さまの声を市政へつないでいきたいと思います。



