現場へ行かなければ、見えないことがある|海岸清掃で感じた環境と地域への責任

現場へ行かなければ、見えないことがある

― 海岸清掃で改めて感じたこと ―

目次

船でしか見えない景色がありました

先日、あわら三国ライオンズクラブの第1600回記念事業として、大阪帝陵ライオンズクラブをはじめ、大阪府中小企業家同友会、福井県中小企業家同友会の皆さまとともに、おおい町・矢代海岸で海岸清掃活動を行いました。

参加者は約60名。

船でしか行くことのできない海岸へ向かい、海岸に漂着したごみを拾い、海を守る活動に取り組みました。

海は遠くから見ると、とてもきれいに見えます。

しかし、実際に砂浜へ降りてみると、ペットボトルや発泡スチロールの破片、小さく砕けたプラスチックなど、さまざまな漂着ごみが目に入ります。

一つひとつは小さなごみでも、それらが積み重なることで海の環境へ大きな影響を与えています。

写真やニュースでは知っていたつもりでしたが、実際に自分の手で拾ってみると、その現実をより身近に感じました。

船でしか渡れない現場だから、濡れてもいいようにスリッパで作業

現場には、課題だけでなく学びがあります

私は、議員になってから「現場へ行くこと」を大切にしています。

視察でも、地域活動でも、できるだけその場所へ足を運びます。

それは、資料や説明だけでは分からないことがあるからです。

現場には、その場所の空気があります。

そこに集まる人の表情があります。

実際に体験して初めて気づく課題があります。

そして何より、その場所で前向きに取り組んでいる人たちがいます。

その姿から学ぶことも、私が現場へ足を運ぶ理由の一つです。

今回の海岸清掃も、まさにそうでした。

今回の活動では、海岸清掃だけではなく、子どもたちを対象とした海洋プラスチックを使ったワークショップも開催されました。

回収した海洋プラスチックは、子どもたちの手によって作品へと生まれ変わります。

「ごみ」として終わるのではなく、新しい価値へとつながっていく取り組みを見て、とても印象に残りました。

自然は、勝手には元に戻りません

海岸清掃は今回が初めてではありません。

これまでにも、波松海岸での清掃活動や、漂着した廃材を再利用するイベントなどにも参加してきました。

現場へ行くたびに感じるのは、一度自然の中へ出てしまったプラスチックは、放っておいてもなくならないということです。

日頃から農家の皆さんともお話をしますが、「昔使っていた資材も今は使わなくなった」「回収できるものはきちんと回収している」という声を聞きます。

人が暮らしていく以上、環境への負荷をゼロにすることはできません。

農業も、漁業も、ものづくりも、私たちの日々の暮らしも、自然の恵みを受けながら成り立っています。

だからこそ大切なのは、環境に影響を与えることを前提に、その負荷をできるだけ減らし、自分たちの出したものには責任を持つことだと思います。

それでも、一度自然の中へ出てしまったプラスチックは、自然に元へ戻ることはありません。

小さく砕けても、その場に残り続けます。

誰かが捨てたごみも、長い年月をかけて流れ着いたものも、一度自然に出てしまえば、誰かが拾わない限り元には戻りません。

だからこそ、こうした清掃活動には意味があります。

一度で海がきれいになるわけではありません。

それでも、一つずつ拾い続けることが、未来へつながる小さな一歩になると感じています。

小さな行動が、地域を変えていく

環境を守ることは、一人や一つの団体だけでできるものではありません。

企業、地域団体、ボランティア、そして子どもたち。

それぞれが少しずつ役割を担い、一緒に取り組むことで初めて大きな力になります。

もちろん、行政もその一員です。

今回の活動でも、そのことを改めて感じました。

私は、現場には良いことだけでなく、課題もあると思っています。

だからこそ、成功した話だけではなく、困っていることや、まだ解決できていないことにも耳を傾けたい。

海岸に残る小さなプラスチック片を見ながら、課題は放っておいても自然にはなくならないことを改めて感じました。

地域の課題も同じです。

誰かが一歩を踏み出し、小さな行動を積み重ねていくことで、少しずつ前へ進んでいくのだと思います。

現場で学び、市民の声を市政へ

ライオンズクラブの合言葉である「We Serve(われわれは奉仕する)」には、「誰かのために行動する」という想いが込められています。

多くの仲間とともに汗を流した時間は、とても有意義な時間となりました。

今回の記念事業の開催にあたり、ご一緒いただいた大阪帝陵ライオンズクラブの皆さま、大阪府中小企業家同友会、福井県中小企業家同友会の皆さま、SUP Village YASHIRO、LOPU by YASHIRO、株式会社ホットの皆さま、そして準備・運営に携わってくださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。

現場へ行かなければ、見えないことがあります。

現場には、課題だけでなく、人の想いや工夫、そして一歩ずつ前へ進もうとする姿があります。

今回の海岸清掃でも、多くの人と一緒に汗を流したことで、環境を守ることは特別な誰かではなく、一人ひとりの小さな行動の積み重ねで成り立っていることを改めて実感しました。

だから私は、これからも現場へ足を運び、自分の目で見て、人の声を聞き、その学びと市民の皆さまの声を市政へ届けていきたいと思います。

そして、今回ご一緒いただいた皆さまとの出会いと活動に心から感謝しています。

これからも、一つひとつの現場を大切に歩み、現場で学び、市民の皆さまの声を市政へ届けていきたいと思います。

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