議員と語ろう会|あわら市×県立大学農学科の学生が語る未来と農業

【議員と語ろう会】若き農学の夢、広がる未来への期待

先日、県立大学創造農学科の3年生を中心とした学生さんたちと「あわら市 議員と語ろう会」を開催しました。今回のテーマは「あわら市」でしたが、話題は市政や行政だけにとどまらず、広い視野で未来を語る貴重な時間となりました。

広い世界を見て、さらに成長を

話題を広げた理由は、学生の皆さんにあわら市だけでなく、もっと広い世界を見てほしいという願いからです。そしていつか、さらに成長した姿であわら市に戻ってきてほしいという期待も込められています。
参加した学生の多くは、あわら市内で下宿生活を送っており、「住みやすい街」というポジティブな印象を持っている一方で、地元・群馬県出身の方からは「あわら温泉の情緒が伊香保温泉に似ている」といった興味深い視点も共有されました。

アルバイトと103万円の壁、そしてセーフティネットの重要性

学生生活の中で大きな関心事であるアルバイトについても、具体的な話が交わされました。話題となったのは「103万円の壁」。市の運営とは一見関係が薄いテーマかもしれませんが、支出が増加することで生じる社会的課題やセーフティネットの必要性について、議論を深める良いきっかけとなりました。

未来の農業を支える若者たち

農業の話題になると、学生の目は一段と輝きました。これからの農業には経営ノウハウが必須であり、あわら市内でも成功している農家は全体の5%未満という現実があります。

例えば、自分たちが商品開発をした製品が思うように売れないという悩みも打ち明けられました。そこで、マーケティングの再構築として、SWOT分析を活用する提案をさせていただきました。具体的には、その商品の強みや弱みを明確にし、競合商品との比較で見えてくる特徴を深掘りすることで、新しい戦略が見つかる可能性があるというアドバイスをしました。

さらに、商品開発や価格設定、広告とPRの違いといった経営の基礎についても、いくつかたとえ話を交えながら提案しました。例えば、広告が単に情報を届ける手段である一方、PRは商品の価値を広く伝えるための戦略であるという違いを具体的に説明しました。学生たちは真剣に耳を傾け、自分たちのプロジェクトをより良いものにするためのヒントを得ている様子でした。

こうした前向きな姿勢と意欲から、これからの農業に大きな希望を抱かせてくれると強く感じました。若い世代が持つ柔軟な発想と行動力は、あわら市にとっても貴重な財産です。

未来のあわら市を背負う若者たちへ

今回の会を通して感じたのは、あわら市にとって学生たちは単なる一時的な住人ではなく、未来を創る「財産」であるということです。市内での生活や経験が彼らに新たな気づきと違いを与え、それぞれの道で力を発揮する原動力になってほしいと心から願っています。

最後に、未来を担う若者たちへこの言葉を贈ります。

「Boys, be ambitious!」

若い力があわら市、そして日本を大きく変えていく日が来ることを信じています。

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