君とバンド 凱旋ライブに参加して
森田理紗子さんは、あわら市金津地区のご出身で、今年観光大使にも就任された地元の誇りです。そんな森田さんが所属する「君とバンド」の凱旋ライブに行ってきました。
当日は市長も駆けつけてご挨拶をされ、会場は大きな期待と温かさに包まれました。そして何より、多くの方々がこのライブに駆けつけてくださったことに、心から感謝しています。遠方から訪れたファンの方も多く、あわらの地が音楽を通じて全国とつながっていることを実感できました。
文化を大切にする心に感動
特に心に残ったのは、君とバンドの発祥の地・愛媛県に伝わる「餅まき」の文化を紹介しながら、福井の「饅頭まき」の文化に触れてくださった場面です。森田さんがステージ上から饅頭をまいてくださると、会場は一気に笑顔で溢れました。
福井では冠婚葬祭や地鎮祭などで饅頭まきが行われ、人と人との縁を結び直す大切な儀式とされてきました。その風景を音楽ライブの場で再現していただけたことは、単なる演出にとどまらず、「文化が持つ力」を改めて感じさせるものでした。
子どもたちに残したい記憶
饅頭まきに歓声を上げて駆け寄る子どもたちの姿を見ながら、「この子たちが大人になっても、この笑顔や熱気を覚えていてくれるだろうか」と思いました。文化の継承とは、形や作法を伝えることだけでなく、こうした体験を通じて心に刻まれる「記憶」を次世代に渡すことでもあります。
未来に誇れるあわらをともに
良き文化は、未来へと受け継がれるべき宝物です。時代とともに形を変えながらも、人を笑顔にし、地域をつなぎ直す力は、今も昔も変わりません。こうした文化を大切にし、光を当てていくことが、私たち大人の役割だと改めて感じました。
そして嬉しいことに、11月29日には「あわらSandbox」に森田理紗子さんが出演してくださいます。地元出身のアーティストが再びふるさとのステージに立ち、音楽と文化を通して未来へのメッセージを届けてくださることは、地域にとって大きな誇りです。
これからも私は、森田さんを全力で応援し、地元を代表する存在として輝き続けていただけるよう力を尽くしていきます。そして音楽や文化の力を若い世代へとつなぎ、未来に誇れるあわらをともに育んでまいります。