高校生たちが経験した国際交流と異文化理解の大切さ
この夏、高校生たちの国際交流についてお話を伺う機会がありました。彼らのマレーシア滞在記や文化交流の様子を聞き、その貴重な体験がどれほど大きな意味を持っていたのかを強く感じました。
特に印象的だったのは、彼らの発表の際の姿勢でした。とてもたくましく、一部の生徒は全編英語で堂々とプレゼンテーションを行い、心から感銘を受けました。もちろん、彼らの英語能力にも感動しましたが、それ以上に、そのプレゼンテーション自体が素晴らしかったのです。
プレゼンテーションの力強さとそのプロフェッショナルさ
生徒たちの発表は、構成や内容だけでなく、視覚資料や身振りを効果的に使い、聞き手をしっかり引き込む力がありました。発表の際の姿勢や表現力に至るまで、まさにプロフェッショナルのようでした。短期間でこれほどの準備をしてきた彼らに、心から感動しましたし、将来の可能性を大いに感じることができました。
コミュニケーションの力と異文化理解の重要性
この経験を通して改めて感じたことは、「読み書きソロバン」だけが必要なのではないということです。それよりも、どんな状況でもコミュニケーションをとる力こそが大切なのではないかと感じました。子供たちは、この夏を通じてまさにその力を実体験で学びました。そして、異文化理解や国際交流において、相手の国や背景を下に見ることは絶対に避けるべきだということも痛感しました。
コミュニケーションの本質は、相手を尊重し、今この瞬間の対話に集中することです。どこに所属しているか、どんな背景を持っているかではなく、相手の人間性を理解することで、真のコミュニケーションが成立します。特に国際的な関係の場では、この姿勢が一層重要になります。
生徒の言葉に現れた成長と決意
実際、ある生徒がこうも言っていました。
「私も同じようにされた。とても悲しかったから、僕は絶対にそんなことはしない。」
この言葉は、その生徒の成長と心の強さを象徴していました。彼らが異文化理解を通して得たものは、単なる言語能力や知識以上に深いものであり、これからの未来に向けた大きな力となることでしょう。
未来への期待と感謝
これから彼らが活躍する世界は、国境を超えて広がっています。私は、彼らがその世界で大きく羽ばたき、さらに成長していくことを心から願っています。そして、未来に対する希望を与えてくれた彼らに、心からの感謝を捧げます。