珠洲 被災地支援に行ってきました
震災から半年が経ち、被災地支援に行ってきました。今回は瓦礫の撤去などの物理的な支援ではなく、笑顔を増やすためのイベントのお手伝いをしてきました。
笑顔に溢れる被災地
被災地の復興状況はまだ厳しいものの、現地では多くの笑顔が溢れていました。特に、子どもたちの笑顔を見ることができたのは、本当に心から嬉しかったです。純粋で無邪気な笑顔は、まるで未来への希望を象徴しているようでした。イベントでは、たくさんの食べ物を皆さんにお持ち帰りいただき、少しでも喜んでもらえたことが嬉しい限りです。
イベントで用意していた食べ物はお昼にはすべて完売し、現地の皆さんが楽しみにしてくれていたことがよくわかりました。また、掲示板にもイベント情報が掲載されており、地域の皆さんの関心と期待を感じました。地元の方々がイベントを待ち望んでいたことが伝わり、私たちの活動が少しでも役に立てたことを実感しました。
清掃活動の実施
イベントのお手伝いのほかに、海岸の清掃や街中の清掃も行いました。街中の清掃中に地元の方々と挨拶を交わし、小さなお子さんやお母さん方の明るい笑顔に触れることができ、本当に良かったと思います。特に、お母さんたちが「ありがとうございます」と笑顔で声をかけてくださったとき、私たちの努力が少しでも現地の皆さんの力になれていると感じ、胸が温かくなりました。
復興の現状
しかし、復興はまだまだ進んでいない部分も多く見受けられます。多くの重機があるのに瓦礫が手つかずの場所も多くあり、事情はさまざまでしょうが、状況報告を慎重に行う必要があると感じました。
被害の状況は一筋違えばまるで異なるものでした。同じ場所でも被害の程度が大きく異なり、その現実を目の当たりにして驚きを隠せませんでした。
専門家の見解と対策
一緒に行った仲間の中には建築の専門家もおり、その見解を聞くことができました。災害時には心ない業者が理不尽な金額を請求することもあり、いざ自分がその立場になれば払ってしまうかもしれません。こういったリスクは平時にコントロールしておく必要があります。早速、防災担当と情報共有し、民間と協力して抑止力をメインに考えていきたいと思います。
福井県民としての誇り
現地では福井ナンバーの車や福井の解体業者・建設会社の車をよく見かけました。困難な状況に直面している珠洲のために、福井県民が一丸となって支援に駆けつけている姿を見て、同じ福井県民として誇らしい気持ちになりました。このように他県の人々が手を差し伸べる姿は、地域間の絆を強く感じさせます。
福井の業者たちが現地で懸命に働いている姿を目にするたび、彼らの努力と献身に深く感銘を受けました。彼らは、自らの専門知識と技術を活かし、被災地の復興に貢献しています。現場での彼らの仕事は、復興の一助となり、地域社会に希望と安心をもたらしています。
また、行政職員の取り組みも非常に重要です。福井県から派遣された行政職員は、被災地での調整や支援活動のコーディネートを行い、現地のニーズに応じた迅速かつ的確な対応をしています。彼らの努力によって、支援活動が円滑に進み、被災者の方々に必要な支援が届けられています。行政職員の皆さんの献身的な活動には、心から感謝しています。
隣の県からの支援も大変心強く感じました。隣県の方々も共に助け合い、支援の手を差し伸べる姿勢には感動を覚えました。私たちも同じように、いざというときには隣県を助けることができるよう、常に心の準備をしておく必要があると改めて感じました。
明日は我が身という思いを胸に、私たち福井県民も珠洲の復興を全力で支援し続けたいと思います。福井県全体が一つの大きな家族のように協力し合い、困難を乗り越えるために力を合わせることができるのだと実感しました。この支援活動を通じて、地域の結束力がさらに強まることを願っています。
支援の形として
一番の被災地支援として、輪島塗の箸を購入しました。現地の物を購入することで少しでも経済的な支援になればと思い、箸は毎日使うものなので、その教訓を活かし、あわら市の防災体制を常に改善していく気持ちを忘れないようにします。また、箸は消耗品なので、また買いに行くつもりです。
ボランティア活動の重要性
また、ボランティア活動の際には名札や団体名を明記することの重要性を改めて感じました。ボランティアは目立つ格好をすることで、地域の皆さんに安心していただけるのだと思います。特別にアピールするわけではありませんが、そろいの格好をすることが信頼感を生むのだと実感しました。
季節の楽しみ
暑い夏を乗り切ると、能登牡蠣の時期がやってきます。能登牡蠣は通常2年以上かかるところを1年で出荷できるまで成長するため、ミネラル分が豊富だと言われています。その季節を楽しみにしながら、被災地の復興を心から祈っています。
再訪の誓い
今回の訪問で、珠洲の人々の強さと温かさを改めて感じました。次回訪れる際には、さらに多くの支援を持ち寄り、より一層の力になりたいと思います。被災地の復興が少しでも早く進むよう、今後も継続的な支援を行い、珠洲の美しい風景と笑顔が戻る日を心から願っています。
訪問のたびに新しい出会いや発見があることを楽しみにしています。そして、私たちの活動が少しでも地域の希望となるよう、心を込めて支援を続けていきます。