ゲームの街 魚津市 新たな価値を生み出す クリエイティブエコノミーゲーム

聞き慣れないゲームという文字に、頭の中はクエスチョンマークでいっぱいでした。

魚津市基本計画書
視察先を調べるのに使用した、魚津市基本計画書。この計画書が読みやすい。広い世界から解決すべき課題に絞り込まれており、目指すべき場所と、今の課題が明確になっていました。(180ページがさらっと読めます)

しかし、何故ゲームなの?って疑問は解決しませんでした。
クリエイティブエコノミーとは最近の言葉ですが、クリエイティブつまり、写真や音楽、漫画、YouTubeやFacebookの動画やショートムービー等のアートのことを指し、新たな価値を生み出すという意味です。確かに、子どもや主婦でもイラストを描くことができる。これは日本の強みでもありますが、ゲームに関しては簡単ではありません。クリエイティブな要素に加えてプログラミング要素が加わりますからハードルは凄く高くなります。

ゲームの街は、市長の5年前の公約!
魚津市の説明を聞いて、全ての謎が解けました。
魚津は、地形的にも大規模な工場誘致を行うことができません。つまり働き場所の確保が難しい事になります。
次に来る産業、デジタル産業を見据えたまちづくりを行っている事になります。
これならば、面積の大きな土地は必要なく、例えば休校利活用をオフィスなどに向けることにより、資源の再活用が可能になります。人口もピーク時で5万人規模の街ですから、街中の学校も統廃合の対象になり、郊外の学校にも新たな役割を与えることも可能になってくると思われます。
また、デジタル産業を育てることにより、関連した政策を打ちやすくなります。例えば、デジタルを使った働き方改革、ワーケーションやテレワークといった環境整備や住民の理解度も上がることになります。
ただ、直ぐに結果がでる分野ではありません。優秀な人材は中央に集まります。しかし、魚津で育った人材が中央に集まって起きる事は、我々の想像を遙かに超えることになります。
政策に飛び道具はありません。それを達成するためには、未来をみて、地道な作業を繰り返し行う他ありません。

今回の行政視察では、大きな目標とそれを達成するための小さな取り組みを見ることが出来ました。
これを参考に、あわら市が住民にとってより住みやすいまちにするため、どう行動するのかを考えたいと思います。

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