技術だけではない、人との出会いから生まれる可能性|北陸技術交流テクノフェア2026

新しい技術を見に行ったつもりが、気がつけば企業の担当者の方と話し込んでいる。

展示会では、そんなことがよくあります。

福井県産業会館で開催された「北陸技術交流テクノフェア2026」に足を運びました。

AIやロボットなど、最新の技術を知ることはもちろん大切です。しかし、私にとって展示会のもう一つの楽しみは、さまざまな企業や大学の方々と直接話ができることです。

話をしているうちに新しい気づきが生まれたり、これからの連携の可能性が見えてきたりする。

そんなことをしていると、どうしても会場にいる時間が長くなってしまいます。

目次

AIとロボットが変える仕事の現場

今回、特に目を引いたのが「AIが動かす次世代ロボティクス&モビリティ展」です。

北陸技術交流テクノフェア2026で展示されていた人型ロボット
AI・ロボティクスの技術が紹介された特別企画展

会場には人型ロボットや移動型ロボットなどが展示され、技術の進歩を身近に感じることができました。

人手不足が深刻になる中、AIやロボットの活用は、製造業だけでなく、物流や医療、さまざまな分野で期待されています。

ただ、新しい技術があるからといって、すぐに現場で使えるわけではありません。

導入するための費用も必要ですし、それを使いこなす人材や、現場に合った仕組みづくりも欠かせません。

だからこそ、実際に技術を開発している企業の方から話を聞くことには、大きな意味があります。

展示されている製品だけでは分からないことも、担当者の方と話しているうちに見えてくるものです。

福井県立大学「つぐみカフェ」から広がる可能性

今回、特に興味を持った取り組みの一つが、福井県立大学の「つぐみカフェ」です。

地域住民の健康や福祉の向上を目指し、学生や教員が地域と関わりながら、さまざまな活動につなげていこうという取り組みです。

福井県立大学のつぐみカフェの取り組みを紹介する展示ポスター
福井県立大学「つぐみカフェ」の取り組みを紹介する展示

健康づくりや認知症予防、子育て支援など、地域が抱える課題に大学の専門性を生かそうとする考え方が紹介されていました。

今回の出会いから

学生の学びを、地域の課題解決へ。

そこで私は、あわら市でもこうした取り組みができないかと声をかけました。学生の実践的な経験と、地域が抱える社会課題の解決を結びつける可能性について、担当の方と意見交換をさせていただきました。

学生の皆さんにとって、大学で学んだことを地域の現場で実践する経験は、とても大切だと思います。

一方、地域にとっても、若い世代の視点や大学の専門知識に触れることは、新しい気づきにつながります。

地域の課題を学生と一緒に考え、取り組むことができれば、学生の学びと社会課題の解決を結びつけられるかもしれません。

まだ具体的な取り組みが決まったわけではありませんが、こうした会話から次の活動につながっていくこともあります。

これも展示会の大切な魅力です。

このほかにも、親子で学ぶ環境教育など、大学と地域の関わりを考える展示がありました。

福井県立大学による親子向け環境教育や研究活動の展示
大学の研究や学びを地域の課題につなげる取り組み

新しいアイデアを事業につなげる

会場には、ビジネスプランコンテストの取り組みや、これまでの事業化の成果を紹介する展示もありました。

ビジネスプランコンテストの受賞事例と事業化実績を紹介する展示
新しいアイデアの事業化を紹介するビジネスプランコンテストの展示

新しい事業は、必ずしも大きな企業や研究機関から生まれるものばかりではありません。

身近な困りごとや、ちょっとしたアイデアが、新しい商品やサービスにつながることもあります。

ただし、アイデアを実際の事業として育てるためには、技術や資金、経営の知識、そして協力してくれる人たちの存在が必要です。

新しい挑戦を応援する仕組みがあり、企業や大学、支援機関がつながっていく。

そうした環境が地域の中に広がれば、新しい産業が生まれる可能性も高まるのではないでしょうか。

既存企業の成長も、新しい産業の創出も

私は、これからのあわら市の産業振興を考えるうえで、新しい企業の誘致と同じくらい、今ある企業を支えることが大切だと考えています。

長年にわたり地域を支え、雇用を生み出してきた企業があります。

そうした企業が新しい技術を取り入れ、さらに成長できること。

そして、若い世代が新しい事業に挑戦できること。

この両方が大切です。

企業と大学がつながることで生まれる可能性もありますし、まったく違う業種の人同士が話すことで、新しいアイデアが生まれることもあります。

行政として何ができるのか、地域の中でどのような連携が考えられるのか。

こうした展示会で得た情報や出会いも、今後の産業振興を考えるうえでの大切な材料になります。

技術を知ること。そして、人とつながること。

展示会というと、どうしても最新技術や新製品に目が向きがちです。

もちろん、それらを知り、学ぶことはとても重要です。

しかし、私がそれ以上に大切にしているのは、そこで出会った方々との会話です。

話を聞きながら、自分の知らなかった世界を知る。

そこから地域の課題との接点を見つける。

そして、何か一緒にできないだろうかと考えてみる。

展示会で大切にしていること

知る
新しい技術を学ぶ
話す
企業・大学と交流する
気づく
地域との接点を見つける
つなげる
次の可能性を探る

人との出会いが、新しい可能性を生み出していく。

今回の「つぐみカフェ」のように、話をすることで新しい可能性が見えてくることもあります。

だから、展示会ではどうしても時間が足りなくなってしまうんですよね。

新しい技術を学ぶことも、人との出会いも、すべては次につなげるための大切な機会です。

今回の出会いや気づきを、これからの活動にも生かしていきたいと思います。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
目次